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世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)が開催されました!

2025年03月24日

プロジェクト概要

本プログラムは「青田創り」を目的に「未来と現実をつなぐ」をテーマとして、「MIRAI(未来)」と「BRIDGE(橋)」をかけ合わせ「MIRA-GE(ミラッジ)」と名付けています。
「MIRA-GE(ミラッジ)」は、高校生・大学生・社会人など幅広い世代が同じテーブルで膝を突き合わせて議論する、新しい形式のワークショップとなっています。
第8回を迎えた今回は、株式会社日立製作所の協力のもと日立研究所内にて開催され、茨城県内の高校生、高専生計23名が参加しました。第1部では、株式会社日立製作所のエンジニア社員より、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の企業パビリオンで展示予定の最新技術を紹介いただきました。

議論テーマ①:茨城の2050年の未来考える

参加者は自己紹介を終えたのち、
「2050年の茨城の未来を想像した時、もっともポジティブな未来と、もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」というワークに取り組みました。
ポジティブな未来に関するものとして、教育未来都市としての茨城など茨城県ならではの視点がありました。参加者たちはそれぞれに思い描くポジティブ・ネガティブ両方の未来を語り合いました。

プレゼン:未来の技術を知る

未来を想像するうえでは現状の技術で考えてしまうと、思考の枠が「今」のあり方に引っ張られてしまいがちであり、企業の最前線で研究される最新技術や未来の展望を知ることが、更に創造の幅を広げる一助になるのではないか?ということで、技術提供のプレゼンを、株式会社日立製作所よりご提供いただきました。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える

プレゼン後、参加者たちは改めて茨城県のポジティブな未来のストーリーを考えました。未来技術を用いて進化する未来を共有しあったのち、チームで一つ「実現したい茨城の未来」を設定し、問題となることや、その打開のためのアクションについて議論しました。世代や立場関係なく、意見を出しあうのはMIRA-GEならではです。
ご参加いただいた先生からは次のようにコメントをいただきました。「一連のワークを通して、普段は自分の「未来」についてしか考えられずに不安しかない生徒たちが、今まで経験したことのない知的レベルのコミュニケーションを体験し、かえって、自分ではなく地域や世界の「未来」について意見を交わしともに考え、その実現のために自分ができることを考えていくことで、自分や地域の可能性を再認識し、自己肯定感や将来について明るいイメージを抱くことができるのは、不思議だけれど、「ともに」というのがポイントなのかもしれない。なかでも、地元の、マイナス要因であったはずの特徴について、プラス要因に捉えなおして、それを生かし続けるために何ができるか懸命に考えていくという転換点があった。それは自分自身を見る目が良い方向へ変容していくこととも重なり、教員としてその瞬間に居合わせることができて、胸が熱くなりました。教員として、このような経験をもっともっと多くの生徒に提供したいと本当にそう思いました。」

最後に

振り返りを行ったあと、実際に参加した高校生からは「話し合いを通して、最初は何も決まっていなかったのが労働面、経済面、環境面などの様々な視点から量産方法、宣伝方法など全く違うアイディアが出てそれが次々とつながっていくのがとても面白かった。自分と年齢や出身が違う人とも話せて普段できない貴重な経験となった。」といった声が聞かれました。

今後も、弊社団では、世代を超えて社会人も学生も共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!

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