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世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)が開催されました!

2025年03月09日

プロジェクト概要

2025年3月9日に第7回となる「MIRA-GE(ミラッジ)」が大手前高松中・高等学校にて開催されました。

本イベントは「多世代交流」に重きを置いており、
中学生・高校生・大学生・社会人と幅広い世代が同じテーブルで膝を突き合わせて
議論する新しい形式のワークショップです。

今回は京都での開催と同様に「地域の未来と現実をつなぐ」をテーマにした回で、幅広い世代で、中学高校や地元企業、大学、行政の合計21名が参加し、参加者は様々な年代、属性によって構成された5名ずつのグループに分けられワークショップを実施しました。

議論テーマ①:2050年の香川県の未来を考える

参加者は自己紹介を終えたのち、
「2050年の香川県の未来を想像した時、もっともポジティブな未来と、もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」というワークに取り組みました。
ポジティブな未来に関するものとして、一人ひとりが希望を持って暮らせる香川や、スポーツの聖地になっているなど香川県ならではの視点がありました。ネガティブな未来として香川が消滅して四国が1つの県になる。など危機意識に溢れた意見などもありました。
参加者たちはそれぞれに思い描くポジティブ・ネガティブ両方の未来を語り合いました。

プレゼン:未来の技術を知る

未来を想像するうえで、大学の最前線で研究される最新技術や未来の展望を知ることが、更に創造の幅を広げる一助になるのではないか?ということで、技術提供のプレゼンを、香川大学よりご提供いただきました。

安定的な藻場の再生技術を通じたブルーカーボンという挑戦を通じ、固有の海洋生物に対する良い影響だけでなく、防災への貢献といった様々な側面があり、未来の試みに参加者の目も輝いていました。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える

プレゼン後、参加者たちは改めて香川県のポジティブな未来のストーリーを考えました。
互いに、未来技術を用いて進化する未来を共有し合ったのち、チームで一つ「実現したい香川の未来」を設定し、問題となることや、その打開のためのアクションについて議論しました。世代や立場関係なく、意見を出し合うのはMIRA-GEならではですが、今回は地元大学の最先端研究という知見に触れ、より地域に特化した議論が行われました。

チーム内で一通りのストーリーを完成させたのち、中高校生だけをテーブルに残し大学生・社会人は自チーム以外のテーブルに移動。テーブルにやってきた大学生・社会人に対し、高校生が自分たちのチームで話し合った内容を発表しました。
「海でも暮らせる香川県の実現において、既存資源の活用はどのように考えているか。」など、空想だけでなく、実行までを考慮した現実に即した議論が行われていました。

最後に

振り返りを行った後、実際に参加した高校生からは「社会人が多くて最初は緊張したけど、積極的に話ができてうれしかった。」や「このイベントで自分がこれからどんなことを勉強したらいいのかを考えるきっかけになった。」といった声が聞かれました。終了後には、いつも座談会を設けていますが、生徒:社会人=1:1という新しい試みの今回では、生徒同士が話すのではなく、生徒が積極的に社会人に話しかけている姿が印象的でした。名刺も受け取ったりなど、単発の出会いで終わるのではなく、今後のご縁につなげていこうとする姿勢に、MIRA-GEの意義を改めて感じました。

今後も、弊社団では、世代を超えて社会人も学生も共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!

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