世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)が開催されました!
2025年03月08日
プロジェクト概要
2025年3月8日に第6回となる「MIRA-GE(ミラッジ)」が長崎東高校にて開催されました。
本イベントは「多世代交流」に重きを置いており、
中学生・高校生・大学生・社会人と幅広い世代が同じテーブルで膝を突き合わせて
議論する新しい形式のワークショップです。
「未来と現実をつなぐ」をテーマにした幅広い世代で、長崎だけでなく、東京の高校や企業、大学、合計39名が参加し、参加者は様々な年代、属性によって構成された5名ずつのグループに分けられワークショップを実施しました。回を重ねるごとに、これまでのMIRA-GEに参加した生徒同士の繋がりが構築されており、開始前には生徒同士が再会を喜ぶ場面も見られました。

議論テーマ①:2050年の未来を考える
参加者は自己紹介を終えたのち、
「2050年の未来を想像した時、もっともポジティブな未来と、もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」というワークに取り組みました。
ポジティブな未来に関するものとして、若者が希望を持てる社会といった包括的な考えや、長崎の人口流出が止まるといった、地元ならではの視点がありました。ネガティブな未来としてAI発達による職業選択肢の不自由や、第三次世界大戦など大きな視野での発想に溢れていました。
参加者たちはそれぞれに思い描くポジティブ・ネガティブ両方の未来を語り合いました。
前回と同じキーワードもありましたが、異なる言葉も聞こえ、連続して参加したメンバーにとっても新鮮な刺激に満ちていました。

プレゼン:未来の技術を知る
未来を想像するうえで、企業の最新技術や未来の展望を知ることが、更に創造の幅を広げる一助になるのではないか?ということで、技術提供のプレゼンを、株式会社日立製作所よりご提供いただきました。
Society6.0の未来創造に向けて、万博に関する内容に加えて、未来の技術として遠隔での五感共有やドローンを用いた屋上の有効活用、もう一人の自分としてのAI活用など、未来の試みに参加者の目も輝いていました。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える
プレゼン後、参加者たちは改めてポジティブな未来のストーリーを考えました。
前回同様に、互いにその未来を共有しあったのち、チームで一つ「実現したい未来」を設定し、問題となることや、その打開のためのアクションについて議論しました。世代や立場関係なく、意見を出しあうMIRA-GEならではの、若者の活発な議論参加の様子が見られました。
チーム内で一通りのストーリーを完成させたのち、高校生だけをテーブルに残し大学生・社会人は自チーム以外のテーブルに移動。テーブルにやってきた大学生・社会人に対し、高校生が自分たちのチームで話し合った内容を発表しました。
「共創社会を形成するうえで、このままでは実現しえない要素はなにか。」「このアイディアの実現の最大の課題は資金ではなく、人でないのか。」など、問題の本質に対して思考を促す質問が飛び交っていました。

最後に
振り返りを行ったあと、実際に参加した高校生からは「同じ学校のMIRA-GEに参加した生徒からの話を聞いていたので、やっと参加できて嬉しかった。」「京都の回で会った人と再会できて嬉しい。これからも繋がっていきたい。」「普段は内向的で意見もなかなか言えないけど参加して良かった。」といった声が聞かれました。
今後も、弊社団では、世代を超えて社会人も学生も共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!