世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)が開催されました!
2024年12月26日
プロジェクト概要
2024年12月26日に第5回となる「MIRA-GE(ミラッジ)」が京都信用金庫運営施設QUESTIONにて開催されました。
本イベントはこれまでと同じく「多世代交流」に重きを置いており、
中学生・高校生・大学生・社会人と幅広い世代が同じテーブルで膝を突き合わせて
議論する新しい形式のワークショップです。
世代関係なくフラットなアウトプットを大切にしており、今回も参加者全員の満足度の高いイベントになりました。
「未来と現実をつなぐ」をテーマにした幅広い世代で、京都だけでなく、長崎の高校や企業、大学、合計43名が参加し、参加者は様々な年代、属性によって構成された5名ずつのグループに分けられワークショップを実施しました。

議論テーマ①:京都市の2050年を考える
これまで同じように参加者は自己紹介を終えたのち、
「2050年の未来を想像した時、もっともポジティブな未来と、
もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」
というワークに取り組みました。
これまでは範囲を限定せずに未来を考えましたが、
今回はより具体的な議論を行うために「京都市の未来」と、対象を絞りました。
ポジティブな未来に関するものとして、もっと多様性を受け入れる京都。という価値観的なものや、観光的な発展という経済観点的なものがありました。ネガティブな未来として観光だけの都市になってしまうことや、技術発展に伴う古き良き日本の魅力の喪失など、京都ならではの発想に溢れていました。
参加者たちはそれぞれに思い描くポジティブ・ネガティブ両方の未来を語り合いました。
前回と同じキーワードもありましたが、異なる言葉も聞こえ、連続して参加したメンバーにとっても新鮮な刺激に溢れていました。

プレゼン:京都市の未来を知る
京都市の未来を想像するうえでは、京都市の市政の未来に対する取り組みや、京都の企業の最新技術や未来の展望を知ることが、更に創造の幅を広げる一助になるのではないか?ということで、プレゼンを、京都市役所様や京セラ株式会社よりご提供いただきました。
京都市での未来創造に向けた計画の全体像だけでなく、市民の主体性が高まる対話の機会であったり、未来の技術として空中ディスプレイの開発や無人自動走行についてなど、未来の試みに参加者の目も輝いていました。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える
プレゼン後、参加者たちは改めてポジティブな未来のストーリーを考えました。
前回同様に、互いにその未来を共有しあったのち、チームで一つ「実現したい未来」を設定し、問題となることについて議論しました。最初は京都市について詳しくないから未来を創造しづらい。という様子があった参加者もプレゼンを受けることで具体的イメージを抱け、より主体的に議論に参加していました。
チーム内で一通りのストーリーを完成させたのち、中高生だけをテーブルに残し大学生・社会人は自チーム以外のテーブルに移動。テーブルにやってきた大学生・社会人に対し、中高生が自分たちのチームで話し合った内容を発表しました。
テーブルに残る中高生が一人だけというシチュエーションもありましたが、自信を持って発表をしていました。世代を超える議論の経験が早速活かされていました。

最後に
振り返りを行ったあと、実際に参加した高校生や中学生からは「すごい人たちと話せて楽しかった。また参加したい。」「同じテーブルで大学生の人とも話せて、これからどんな勉強をしたらいいかもすごい明確になりました。」「違う地域の人と話せるのがすごい刺激になりました。」
といった声が聞かれました。
今後も、弊社団では、世代を超えて社会人も学生も共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!