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世代を超えて共に未来を考える多世代型ワークショップ:MIRA-GE(ミラッジ)が開催されました!

2024年10月26日

プロジェクト概要

2024年10月26日に第2回となる「MIRA-GE(ミラッジ)」が千代田区立九段中等教育学校にて開催されました。

本イベントは「多世代交流」に重きを置いており、
同じテーブルに中学生・高校生・大学生・社会人と幅広い世代が膝を突き合わせて
議論する新しい形式のワークショップになります。

社会人であっても、中学生・高校生・大学生だからこその意見が飛び交い、
参加者全員満足度の高いイベントになっています。

「未来と現実をつなぐ」をテーマにした幅広い世代から合計45名が参加しました。

社会人も、若手社員からベテラン社員、民間企業から中学校の先生、高等学校の先生、
オブザーバーには大学の教授まで、極めて幅広い年代・属性の方々にお集まりいただきました。

参加者は様々な年代、属性によって構成された5名ずつのグループに分けられ
ワークショップを実施しました。

議論テーマ①:2050年を考える

参加者は自己紹介を終えたのち、
「2050年の未来を想像した時、もっともポジティブな未来と、もっともネガティブな未来は、どのようなものだろうか?」というワークに取り組みました。
ポジティブな未来に関するものとして平和、健康寿命の延伸、教育格差の是正といった言葉などが、ネガティブな未来として地球温暖化、少子高齢化、食料不足といった言葉などが並び、
参加者たちはそれぞれに思い描くポジティブ・ネガティブ両方の未来を語り合いました。
全体的に、ネガティブな未来に比べて、ポジティブな未来は少しイメージをしづらそうにしている参加者が多かったように思います。

プレゼン:未来の技術を知る

未来を想像するうえでは、現在の最新技術や未来の展望を知ることが、
更に創造の幅を広げる一助になるのではないか?ということで、
「現在の技術開発の最先端はどのようなものだろうか?」というプレゼンを、
パナソニックホールディングス株式会社の原さんよりご提供いただきました。
土にそのまま還るプラスチック代替素材や、自然に負担をかけない農作物の発育促進剤など、単に人間にとって便利であれば良いというだけでなく
「自然と対立するのではなく、自然に還す循環」というテーマのプレゼンに、
参加者たちは感動しているようでした。

議論テーマ②:ポジティブな未来の実現を、共に考える

原さんのプレゼン後、参加者たちは改めてポジティブな未来のストーリーを考えました。
互いにその未来を共有しあったのち、チームで一つ「実現したい未来」を設定し、問題となることについて議論しました。
チーム内で一通りのストーリーを完成させたのち、中高生だけをテーブルに残し大学生・社会人は自チーム以外のテーブルに移動。テーブルにやってきた大学生・社会人に対し、中高生が自分たちのチームで話し合った内容を発表しました。

大学生・社会人も、中高生の立派な発表を賞賛する一方で、真剣な問いを投げかけます。
例えば、地方創生について発表をした中高生に対して、
「意地悪な質問かもしれないけれど、それは都心の人の考えかもしれないね。私は地方の出身だけれど、実は地方の暮らしに困っていない人も沢山いたし、そんなに劇的な変化も望んでいなかったように思う。地方の人にとって、これは本当に嬉しいことなのかな?」
といったより現実的な深い質問がされるシーンもありました。
ポジティブな未来の実現を世代を超えて共に考える空間がそこには創られていました。

最後に

実際に参加した高校生からは、
・「何事も”知る”ことから始めることが重要だと感じた。知らない世界が多すぎる」
・「新しい発見が得られたので、今日に限らず同学年だけではなく、多世代での交流会をもっと行いたい」
・「バックグラウンドが異なると一つの物事も感じ方/受け取り方が変わるので面白い。」
・「自分の知っている『正解』が全てではないことが分かった」
といったコメントや、
中学生からは
・(初めて参加してみて、)「緊張したが、とても楽しかったし、視野が広がった気がしている。」
・「自分は天文部に所属しているが、(今回の様々な角度からの議論のように、)一つの物事を極めるだけでは難しい。天文学だけではなく、数学も必要。様々な角度、観点の掛け合わせが大きな発見を生むことを実感した」
といった声が聞かれました。

今後も、弊社団では、世代を超えて大人も子どもも共に未来を創っていく活動を広げていきたいと思います!

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