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理系学生(高専)向けのキャリア支援イベント「しごとーくin函館高専」の2回目が開催されました!

2024年08月05日

2024年8月5日に、函館工業高等専門学校(通称 函館高専)にて「しごとーく」が開催されました。

「しごとーく」は、一般社団法人エッジソン・マネジメント協会が企画するイベントで、
複数の企業が手を取り合い、次世代を担う若者たちにエンジニアの魅力を伝えることを目的としています。

今回は、函館高専が主催となり、株式会社日立製作所から1名と、パナソニックグループから2名にご登壇いただきました。

イベントでは、各社の若手・中堅社員が自らのキャリアや印象的なエピソードをまとめた「生き様プレゼン」と、「座談会」の2つの構成となっています。
学生たちは、社員の方との対話により、学生たちは自身の「就労観」や「仕事観」を見つめ直す貴重な機会となりました。

2024年2月に同校で実施された、高専生向けの「しごとーく」が学生・教員の方に好評で、
今年は選択授業の一環として2回目の開催となりました。
校長先生も来ていただくなど、学内でもかなり注目を集めています。

企業の現場で活躍するエンジニア3名による熱い「生き様プレゼン」

今回は3名のエンジニアに登壇いただき、仕事の魅力について語る「生き様プレゼン」を実施しました。登壇者は、事前にプレゼンテーション研修を受け、高専生にわかりやすい内容を目指し、熱心に準備に取り組んでいただきました。

各登壇者は「社会で働く楽しさ」や「高専生としての強み」を自らの経験に基づいて紹介し、「自分の好きなことを見つけてほしい」と熱く伝えておりました。このメッセージは、進路に迷っている高専生たちに強く響いていたようで、普段接することの少ない先輩たちの活き活きとした姿に刺激を受け、熱心にメモを取っている姿が見受けられました。

プレゼンでは、仕事の面白さだけでなく、「物事への向き合い方や姿勢」など、高専生が共感できる内容も多く語られました。具体的には、「どんな仕事でも逆境やトラブルは避けられない。だからこそ、好きなことを仕事にすれば、逆境にも楽しみながら立ち向かえる」という登壇者の言葉が印象的でした。この話を聞いた学生たちからは、「高専での研究が将来の就職につながるか不安だったが、やはり自分の好きなことを続けたいと思えた」といった声が聞かれ、学生の背中を押すきっかけにもなったようです。

さらには、登壇者の中には高専を卒業した女性や、理系の大学・大学院に進学した男性もおり、「女性で高専を卒業されたことに親近感を感じられた」「進路に悩んでいたため、話を聞くことができてよかった」という感想もありました。

「生き様プレゼン」を経て、高専生が抱いた疑問や質問を座談会で解決!

「生き様プレゼン」を聴講した高専生たちは、プレゼンや登壇者への質問を活発に行っていました。さらに、自身の悩みを相談する姿も見られました。高専生たちは緊張しながらも、等身大の疑問を投げかけ、回答に納得して満足そうな表情を浮かべていました。

普段、先生や親世代から仕事の話を聞く機会はあっても、歳が近い先輩から直接話を聞く貴重な機会に、多くの学生から「進路への不安が減った」「もっと自分で進路を考えたい」「働くことが楽しみになった」といった声もあがりました。

高専生にとって、先輩の経験と自分の現状を重ね合わせ、進路や将来を考える貴重な時間となりました。

最後に

再三お伝えしてしまいますが、「しごとーく」は、日本の未来を創る熱い大人たちが、
企業の枠を越えて手を取り合い、次の時代を担う若者にエンジニアとして働く魅力を伝える場です。

高専生たちが楽しそうに話を聞き、真剣な眼差しで質問する姿を見ると、彼らが進路や人生を考えるきっかけになっていると実感しました。そして、「しごとーく」が持つ可能性を、改めて感じることができました。

今回は函館高専で2回目の開催となりましたが、今後はさらに多くの高専生や理系学生に「しごとーく」を届けていきたいと思います。

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